一部追加情報をお知らせします。「リバスタッチ パッチ」という貼り薬が今年8月に発売される予定です。日本で4番目の認知症薬です。アリセプトと似た薬効ですが、アセチルコリンエステラーゼとプチリルコリンエステラーゼの両方の阻害作用があるそうです。早期のアルツハイマー型認知症ではアリセプトより有用性が高いとの意見もあります。先の(ここでは以下に記した)3種の薬も同様ですが、薬の組み合わせや副作用については医師との十分なコミュニケーションが欠かせません。信頼できる医師を選ぶこと、医師を信頼して治療を続けることが大切です。(以下は先日回答分です)
今のところ、認知症を治す薬はありませんが、進行を遅らせる薬は以下の3種類が使われています。 ①「アリセプト」アルツハイマー病を患った方々の脳は、記憶を司るアセチルコリンという神経伝達物質が減少しています。このアセチルコリンを間接的に増やす塩酸ドネペジルを主成分としたお薬です。 ②「レミニール」脳内のアセチルコリンの濃度を高め、神経伝達物質の放出を促進するとともに、受容体の感受性を亢進し、また神経細胞を保護します。アセチルコリンが増えることによって、神経間の伝達がスムーズになり、認知機能を改善する効果が得られます。 ③「メマリー」脳内の神経細胞の障害は、脳内のグルタミン酸の過剰とその毒性が関係していると考えられることから、脳内の神経細胞のグルタミン酸の受容体であるNMDA受容体に結合して、多くのカルシウムイオンが神経細胞に流入することを防ぎ、神経細胞を守ります。 いずれにしても、早期発見が第一です。もの忘れが気になりだしたら放置せず、武蔵小杉にある「街ぐるみ認知症相談センター」に行かれてはどうでしょう?簡易テストのほか、臨床心理士による面談も受けられ、介護に関する相談も受け付けてくれます。http://www.nms.ac.jp/ig/soudan/index.html