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福祉現場やものづくり現場、福祉関連施設やイベント等を訪問して皆さんにご紹介するページです。福祉の現場の声から、気づきやヒントを「コーディネータの視点」で汲み取り、福祉環境の改善へとつなぎます。
訪問日:2010年11月29日  訪問先:日本医科大学武蔵小杉病院

かわさきライフサイエンスネットワーク講演会に行きました

 

川崎市と日本医科大学が主催する「かわさきライフサイエンスネットワーク事業」の講演会を聴講してきました。

中瀬雄三氏(株式会社コミュサル)の講演「共同開発の効果的な展開のために」に続き、田口一紀氏(ユースキン製薬株式会社)と望月徹氏(日本医科大学)の講演「口腔ケア製品の開発と事業化に向けて」があり、開発中の洗口液についての講演がありました。天然成分を使用して体に優しい洗口液です。口すすぎを自力でできない人や挿管で飲食が出来ず誤嚥性肺炎の危険性をもった人に安心して使用できるものにしたいとのお話でした。福祉とものづくりの橋わたしを目指すJプロジェクトとしてはこれが実用化されれば高齢者などの介護にも応用できるのではないかと思い講演終了後、望月氏に直接お伺いしました。


 
Q) ユースキン製薬と共同開発に至った経緯は?

A)日本医科大学では、川崎市との連携事業を開催しており、平成19年度に開催した「川崎市-日本医科大学連携ライフサイエンスマッチング」で安全で体に優しい洗口液の開発ニーズを発表したところ、

川崎市内の企業である、ユースキン製薬さんから提案を受け、共同研究を行うことになった。

Q) 医療現場のみならず、高齢者介護の現場でも使用できるのではないか?

A)  当初から介護現場を想定している。医療現場は緊急時の対応もできるので

現在ももっと強力な洗口液を使用していて行っても支障は少ない。


などをお聞きしました。

開発の成功を心待ちにしています。

◆コーディネーターの視点
体が弱ってもおいしいものはおいしく食べたいものです。そのためにお口の中が清潔にすっきりしていることが大切ですね。安心な天然成分がポイントです。
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